【コラム】続編・ペーパードリップの紹介【おばた】

①お湯を沸かす

まずはお湯を沸かしましょう。

沸かす湯の量は淹れたい量よりも多めである必要があります。後述しますがカップを温めるのに使ったり、本番では最後の一滴が落ちきる前に抽出を終えるためです。
自分は1杯だけを淹れる時でも取り敢えずケトルを満タンにした状態で沸かしています。

お湯は温度管理が大事です。
少なくとも沸騰直後の100℃近いお湯を使うことは避けましょう。

湯温が高すぎると苦みが出やすく、逆に低いと酸味が出やすいです。
僕は普段90℃前後を目安に淹れています。個人的にはこのくらいの湯温がどんな豆でも無難に抽出できる塩梅かなと思っています。

初めは90℃から95℃の間で淹れてみましょう。

沸騰直後に火を消して放置、吹きあがっていた泡が全て消えたあたりが大体95℃のラインです。
僕は電気ケトルで沸かした沸騰直後のお湯を一旦全てコーヒーサーバーに移し、そこからドリップケトルに移し替えて抽出しています。
そうすることで常温のサーバーを温めつつ、湯の熱を奪って湯温を下げることができます。

湯温計があるとより便利ですが、一般的に下限は大体80℃を下回らない限り問題ない範疇の味に収まるので沸騰直後さえ避けていれば大体でなんとかなります。
(僕はよほど良い豆とかでもない限り、普段飲みする時は上述の通り勘で調節してます)

沸かしたお湯を事前にカップにも注ぎ温めておきましょう。

②ドリッパーのセット

フィルターの端の余った部分を折ってからドリッパーに差し込みます。

フィルターを折る前

これを。

フィルターを折った後

こう。

フィルターをドリッパーにセット

そしてこう。

差し込んだらさっそくコーヒー粉を投入しましょう。
1人用の量であれば最初は15~20gを目安にして用意してみましょう。僕は普段20gで320ml(カップ2杯、マグ1杯分)淹れています。

コーヒー粉の粒度は豆の焙煎度や淹れ方、好みによって荒さを調節しましょう。
荒ければ荒いほど湯の通りがよく薄くあっさりとしたものに、細ければ細いほど湯が通りにくくなり苦く濃いコーヒーに仕上がります。

中細挽きで淹れると標準的な味わいになるんじゃないかなと思います。

挽いたコーヒー豆を入れる

上の写真は僕が普段挽くときの粒度です。このくらいの荒さが中細挽きくらい、のはず。

投入するコーヒー粉の荒さと量によって濃度と味が変わるので回数を重ねながらちょうどいい塩梅を探っていくのがいいかなと思います

抽出直前

コーヒー粉を投入したらドリッパーを軽くゆすって表面をなるべく平らに整えましょう。

ドリッパーをサーバーに乗っけたらいよいよお湯を注ぎます。