~コーヒーの飲用起源にまつわる伝説~
コーヒーの起源というととある2つの伝説が有名なのですが、さっそく要約して紹介してみます。
ある日、カルディ少年というヤギ飼いのヤギがなぜかめちゃくちゃに興奮していた。これはどうしたことかと調べてみると、ヤギたちはある赤い実を食べて狂喜乱舞していたのだと分かった。
最近どうも気分が沈みがちだったカルディ少年は自身もその実を摘んで食べてみた。
そしたらめっちゃ効いた。
その後、偶然カルディ少年から実の話を聞かされたある修道僧は当時偶然にも夜間礼拝中の居眠りに困っていたために、
“この実は預言者ムハンマドからの授かりものである”
と解釈した。
それから修道僧は工夫を重ねコーヒーを煮て飲むことを考えつき、修道院の夜間礼拝中にはコーヒーが眠気覚ましとして利用されるようになった。
以上が1つ目の伝説です。
この伝説、個人的に修道僧が
“最近居眠りしまくってる俺にピッタリじゃん、預言者ムハンマドからの贈りものじゃね?!”
と都合よく解釈して活用し始めるところが個人的にツボです。
原文には
“信仰心は美味しさを求める妨げにはならない”
という記述と共に食べ方を工夫したとあり、この修道僧はコーヒーの魅惑に取りつかれたただのカフェインジャンキーだったのではと勘ぐってしまう。
しかしながらこの居眠り僧侶がコーヒーを煮出すことを発明してくれたおかげで今のコーヒーがあるのかもしれないと考えるとなかなかにロマンがあるお話だと思います。
※あくまでも伝説です。
(ちなみにヤギ飼いのカルディ少年は某海外輸入食品店の店名の由来でもあります。)